
振り向かなくても、手塚は乾の視線を感じてる。その視線は、観察であったり、憧れであったり、時には執念であったり、勿論「好き」ってことを語るものであったり。
手塚はどれを向けられても嬉しいと思う。そうやって、自分を見ている乾に安心してる。
恋愛だけじゃなくて、友情とかライバルとか、全部ひっくるめた存在として、乾がいてくれることが嬉しいといい。
ずっとこうやっていられたらいいのに、と手塚は願ってるんだ。
いつか終わる日が来ることをわかっているからこそ。
…ところがどっこい。
君たちは私が意地でもずっと一緒にいさせてやるぜ。