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当時、乾塚ダブルスが現実になったと、乾塚クラスタはそれこそお祭り状態でしたよねえ。蓋を開けてみれば、変形シングルスで、乾の立場はどうなってんだという状態だった。最初に読んだときは、ショックでしたよ。でも、乾の「間近でお前のデータがとれればそれでいい」という台詞にやられた。男前だ。乾が男前過ぎる。手塚はたったひとこと「乾」と言っただけ。それで全部察してしまう乾が好き。って、これ連載時にも同じこと書いた。
実は今回読み直して、改めて眼鏡ダブルスの感想を書いてみたんですが、気づいたらまた変則シングルスへのツッコミばかりになってしまいまして。ぜんぜん改まってない!連載時の感想に似たようなことを書いたから、それをまたここに出してもあまり意味はないなーと思って、削除しました。なんちゅうか、おそらく自分の中ではまだ完全には納得できてないんでしょうね、あの試合。なので、ついあーでもないこーでもないと言いたくなる。
ああそうさ。本当は今でも見たかったよ、普通の「ダブルス」が!ありえないとはわかっていても、あの二人がポイントが決まってハイタッチしたり、お互いをカバーしあったり、声をかけあったり、勝って抱き合ったり勢いあまってちゅーしちゃうところが見たかったよ!
ってなことはさておいて、感想の続き。
試合中の手塚がずっと冷静なのに、しびれました。多分最初から「勝てる」と思ってたんだなあ。ポイントを取られてもぜんぜん焦ってない。それは乾も同じ。乾も手塚が勝てるって信じていたんだな。あと、多分コートの脇から支援魔法で自分のHPを送っていたのだと思う。なので、二つ目の無我の扉が開けたんですね。
あと、乾は勝ったことよりも手塚のデータを取れたのが嬉しいんじゃないのか。試合後の整列のとき、嬉しそうに笑ってますよ。データを取るって目的があったから、蚊帳の外状態にされても耐えられたもかもしれない。
このあと、手塚と乾がこの試合のことで何か話したりしたのだろうか。それを考えると、なんかこうドキドキするというか苦しいというか、いろいろとたまらない感じです。そういう「どうしようもない感覚」が、つい二次創作したいという欲求に繋がるんだろうな。
オラ、コミックス38巻は常に手の届くところに置いてあって、今でもよく読んでるんですよ。でも、コミックスと完全版って切れているところが違うので、結構新鮮な気持ちで読めるのが面白い。
あと、このダブルスがきっかけで、恋愛が始まる乾塚ってのもいいなーと、思ったりもしました。
ぐちぐち言うのはやめておこうと思ったんだが、どうしてもひとつだけ言いたい。
千歳の絶対予告なんだけど、自分のサービスゲームはまだ理解できる。でもさすがに手塚のサービスゲームを、打つ前から「予告できる」ってのが理解できない。
今読んでいる本に出ていたのだけど、ある武術家がおっしゃるには、真剣同士の戦いは、刀と刀を実際に戦わせなくても、向かい合ったもの同士の間では想定される剣の軌道が運動しているそうだ。才気煥発もそういう感じなんすかね。
試合中、余計なことを喋らない手塚は、本当に侍みたいでかっこいい。ああ、素敵。
本当はもっとガチな語りをするつもりだったんですが、途中で書いたように、以前にも書いたようなことの繰り返しになるので、軽めの感想になりました。
あっさりめに感想になっちゃったけど、なにか思いついたらまた追加するかも。