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G353感想その2

今回も、心の狭さ大爆発です。手塚のことしか書いていません。それでも大丈夫な方だけボタンクリックでどぞ。


混乱してます

手塚の腕が紫色になったあたりから、ずーっと、スラムダンクの山王戦を思い出していたんですよ。バスケットが出来なくなるかもしれないといわれてもコートに立った花道と、手塚を重ね合わせてました。タイプは全然違うけど。だから、手塚も勝つと思ったんだよな。
スミレちゃんは安西先生じゃないんだな。安西先生は、ちゃんと花道を止めた。結果としては止まらなかったけど、指導者として、成長期の子供を預かる大人として、やるべきことをやった。スミレちゃんは、このあと責任を問われてもおかしくない状況だと思う。大会主催者も含め。

他のサイト様も書いていらしたけど、どうして手塚をここまで打ちのめさなきゃいけなかったんだろう。それがわからない。ただ負けさせたいなら、腕の負傷のせいで十分じゃないだろうか。
この描き方だと、手塚は幸村の戦略に負け、真田の技術、体力、気迫、執念でも負けたことになりませんか。しかも、過去には跡部に負け、ここで副部長の真田に負けたことで、事実上手塚は幸村以下であり、跡部・真田に勝っているリョマよりも弱いのかということになってしまう。
それに、手塚よりも身体が小さいリョマや不二様だって、あんな酷い負傷をしたことはありませんよ。なぜ、こんなに手塚だけを痛めつける必要があるのか。手塚は最後までリョマの前に立ちふさがる大きな壁じゃないんですか?私にはまるっきり理解できない。

いや、本当はわかるんですよ。第一試合からいきなり手塚を出し、しかも負けるなんて誰も予想してないから、インパクトが与えられる。手塚をとことん痛めつけることで、追い詰められた青学に火をつける。手塚の負けを不自然でなくするためには、腕の負傷が必要だった。と、作り手のこんな計算が読めてしまう。
でもやっぱりそれは強引すぎると思うんですよ。どうして、緩い返球をするだけで、手塚がああも苦戦しなくちゃいけないんですか。緩い返球=チャンスボールじゃないの?そこでエースを決めればいいじゃないですか。それくらいの力はありますよ。ネット際に落とすだけでも効果はあるでしょう。相手は足に来ているんだから、攻める方法なんていくらでもある。これは白石と戦ったときの不二様と同じくらい不自然です。あの不二様が「百腕巨人の門番」しか打たないなんて変でしょう。そんな戦い方をするはずないですよ、あの方は。

ようするに、最初から「結末」は決まっていたってことなんですよね。その結末に持っていくための方法が強引過ぎて、あちこちに破綻が起きてしまっている。何年もかけて描いてきたこの漫画の骨子を、ここで崩壊させてしまってもいいんですかね、コノミンは。まあ、いいんだろうなあ、きっと。

ものすごく正直に告白してしまうと、この決勝ではとにかく手塚に勝って欲しかった。他の誰が(乾を含め)負けてもいいから、手塚だけは勝たせて欲しかった。手塚の三年間を勝利で締めくくって欲しかった。

手塚の三年間ってなんだったのだろう。手塚は三年の間に、腕の不安も抱えず、物理的な痛みもなく、何も背負わず、のびのびと自分のためだけにテニスに打ち込めた時間がどれくらいあったんだろう。それを思うと、たまらなく辛い。
辛すぎて、早いところドイツに行ってくれと思ってしまう。そして、自分のためだけに、思う存分テニスをしてくれることを願う。

今回のテニスには、ほんの僅かな萌えも感じない。私には、感動も救いも感じられない。ただただ手塚への愛しさがつのるばかりです。当分は過去に貯金した萌えを取り崩して、パラレル方面で妄想していくことになりそうです。そうまでして妄想したいのかといわれると、お恥ずかしいんだけど、強引にでも夢を見ないと耐え切れないんです。
今の私は 手塚>青学>乾>乾塚 という感じ。いっときのことだと思うので、そのうちまた萌え萌え言い出すでしょう。ネガティブな発言で申し訳ない。実際は「落ち込んでいる」というより、「混乱している」が近い気がします。

長くてごめんなさい。明日もきっと書きます。