台風で書店への入荷が遅れいていたので、Kindle版購入。ちょっと戸惑いつつ読みました。
いつもと感想のノリが、ちょっと違うかもしれない。
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あれ、思ってたのと違う
なんせ、相手はゼウス様ですからね。もっとこう派手な神々しいテニス(ってどんなんだよ)かと思ってたんですよね。以外と地味だった。人も死なないし。
とりあえず時系列で振り返りますか。
ゼウス様と向かい合った白石、1Pで聖書(バイブル)テニス崩壊。はやっ!戦わずして崩壊ですよ。完璧なテニスをしてきたゆえのことらしいです。確かに金ちゃんなら、本能的にヤバイとは思っても、崩壊はしないなな、多分。完全に心が折れた白石の前に現れたのは種ヶ島さん。いきなりジャンケンからの「あっちむいてホイ」。颯爽と現れ、ひょいっと白石救済。かっこいい。大人だわ。でもやっぱり半端ないオーラは感じている様子。素直に相手の強さを評価する態度がまた大人ですねえ。「視覚から伝達された回転の情報を瞬時に手首へと伝えられる天賦の才を持つ男」。わかるようなわからないいい回し。たいていの人は視覚からの情報に瞬間的に対応していると思うんですが、まあそういうことじゃないんでしょう。
さて。種ヶ島先輩は、どんどん攻めていきます。なのになぜかスコアでは負けそうになっている。どういうこと?と思ったらゼウス様の能力は「試合のすべてを支配(コントロール)」できることだそうで。そりゃ最強ですよね。でも強い選手ってそれに近いことが出来ているような。主導権を握るってそういうことだと思うんだけど、まあわたしのような凡人では理解できないレベルの話なんでしょう、多分。なんたってゼウス様ですから。
砂漠の上でもちゃんとジャージを着ている種ヶ島先輩、素敵です。倒れたペットボトルを見て何かを考える先輩。テニスコートにあぐらですか。かっこいい。心を無にする構えということらしいけれど、そんなことはできないというギリシャチーム。しかし、見事に返球し、さらにラケットを左に持ち帰る先輩。侍っぽい!ゼウス様でも先輩のテニスは読めないと。猛反撃する先輩。ここでなにか新たな展開があるのかなと思ったら、そのままあっけなく勝ってしまいました。あれ、これで終わりっすか。ちょっと拍子抜け。見事であったと声をかけたゼウス様に、自分の手のひらを見せる先輩。そこにはペットボトルのキャップが。種ヶ島先輩はその状態でラケットを握っていたってわけ。本人もどこに飛ぶかわからないから、ゼウス様でもコントロールできなかったということらしいです。なるほど。
種ヶ島先輩の戦いを見て、自分のプレイスタイルを省みる白石。「型にはまるなよ」という先輩の言葉に素直に「はい」と答える。あれーなにこれ。いいシーンじゃないの。出番のなかった白石がちゃんと成長しているのがいいね。
それはそうと、今回の種ヶ島先輩、ちょっとリョマパパっぽいなと思いました。こういう人、好きです。
毎回同じことを言いますが、愛しい眼鏡達はどこに……。
放課後感想は明日にでも。