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G354感想

今回は読むのに勇気がいりました。あいしーるど、わんぴ、なるとを先に読んで、それからテニスを読みました。
やっぱりまだ吹っ切れない。というか、また苦しい感じがよみがえってきた。

そんな感じで、手塚の試合は終わったというのに、まだ手塚中心の感想です。それでも大丈夫な方だけボタンクリックでどうぞ。

胸が痛い。

手塚が不二様に支えてもらわないと歩けないというだけで、もう駄目です。痛々しくて見てられない。そこから先がもう頭に入らない。このコマだけで十分です。皆が手塚をいたわるようなシーンや、手塚が謝ったりするシーンがあったら、辛くていたたまれなかった(私が)と思う。
だから、リョマが到着してくれて本当に良かった。そっちに話が進んでくれたお陰で、これ以上痛い手塚を見なくて済む。誰かこの間に、手塚を病院に連れて行ってやってくれないだろうか。そんで、試合が終わった乾がそこに直行してくれないかな。
リョマの記憶喪失に関しては、何も言うことはありません。かえってそれくらいの方がいい。理由次第では、リョマに対しての見方が変わってしまうところだったから。
ついこの間、確か「どかべん」で、試合中に山田の記憶がなくなる話があったよなあなんてことを考えておりました。コノミンもそこまでは…と思っていたんですが、まさか、本当にやるとはなあ。さすが神だ。こんなベタなネタをあの死闘の後に持ってくるなんて、すごいや。
きっとコノミンは2面もしくはそれ以上の顔をもっていらっしゃる神なのだな。穏やかなお姿の裏には、荒ぶる神の顔を持っていらっしゃるんだ。
もしかしたら「記憶をなくす」ことが「天衣無縫」に繋がる鍵なのかもしれない。なんて穿ちすぎですか。

ダブルス2は予想通りでした。ということは、この後は不二様、黄金、リョマとなるわけですね。恐らく、前回負けている不二様と黄金は勝つだろうから、ダブルス2は負けるのかな。でも、荒ぶる神のなさることは、私ごときには読めませんから、予想するだけ無駄ですね。
ダブルスとはいえ、乾と柳の試合が見られるのは嬉しい。乾もかっこいい。でも駄目だ。せっかくの乾の試合なのに、心の底から応援できない。応援したくないんじゃなくて、手塚のことが気になって、試合に集中できそうにないんです。
ここしばらく原作から萌えを見出すことも出来てない。原作に問題があるということでなく、これは私の側の事情です。私の方にそこまでの余裕がないんでしょう。今現在、意識の殆どが手塚に向いてしまっているから。

駄目だ。案外けろっと読めるんじゃないかと思ってたけど、全然駄目だ。心配性の親戚のおばちゃんに戻っちゃったよ。国光、大丈夫なのか!
お願いです。どうか神の御手で、手塚を救済してください。手塚は強いというところを、手塚はどこも深く傷ついてないというところを描いてくだされ。そうじゃないと、心配で先が読めないよー。

40.5巻が出るんですね。良かった。何もなかったら、がっかりするところだった。勿論買いますとも。楽しみにしてます。


私が、こんなに手塚中心にテニスを捉えていたとは、自分でも分かってなかった。「負けない手塚」というのは、私の中で「核」になる部分だったようです。「乾→手塚」というのは私の中では揺るがないんだけど、「乾塚」を書こうとするときには自分が揺らいでしまう。今、そんな感じ。パラレル以外は書けない状況がまだ続きそうです。ようやく軽めの中学生ものに手をつけたところだったんだけど、続きは当分無理だ。
でも、サイトを休むとか畳むとかは全然考えてません。乾も手塚も大好きだもん。

感想3

しつこく手塚のことを考えてます。偏ってます。それでも大丈夫だという方だけボタンクリックでどうぞ。

負けるということ。

あるサッカーの解説者が、「どんな強いチームだって、全ての試合に勝つことは不可能だ。でも、絶対に落としてはいけない試合では、確実に勝つことができる。それが本当に強いチームということ」という感じのことを言ってて、それがずっと心に引っかかってる。勝負の世界には、絶対負けてはいけない試合というのが、あると思う。この試合は手塚にとって、まさにそれだったんじゃないだろうか。負けてはいけない試合を落とすことで、手塚の強さが絶対的ではないと、誰にでも見える形で証明されてしまったようで、私は悲しいのかも。

勝ち負けには相性というのがあって、真田に負けたからといって、必ずしも手塚が幸村に負けるとは限らないかもしれない。でも、それをコノミン自身がそう描いてくれない限り、あの漫画の中ではその理屈は有効にはならないと思う。そこをコノミンがどうするつもりなのか、ちゃんと見届けたい。

手塚に勝つことにとことん拘っていた真田になら、手塚が負けても諦めがつくかというと、今は、そういう風には全然考えられない。それ以上に、手塚の三年間を考えてしまう。真田の執念が手塚に勝つことに向けられていたというなら、手塚の青学への思いだって、どれだけ強かったことか。青学を支え続けてきた手塚の、青春学園中等部の部長として戦える最後の試合結果が、二度とテニスが出来なくなるかもしれないほどの腕の負傷と敗退だなんて、私には辛い。手塚が平気でも私が嫌だ。

手塚がベンチに戻ったとき、青学応援団のがっかりした顔を見たくない。立海応援団が喜ぶところも見たくない。手塚が打ちひしがれているところは勿論、逆に毅然としていても、きっと辛い。スミレちゃんは何も言わず、手塚にも何も言わせず、まっすぐ病院に連れて行ってくれないかと思う。

とにかく今は「手塚が負けた」という事実に打ちのめされている。さすがに、子供達に夢を与える少年誌で、手塚を再起不能にすることはないと思うけれど、コノミンがそこまで描いてくれる保証はない。手塚が主人公なら、花道のように「未来」を予感させる終わり方もあっただろうけれど。

こうやって書いてみて、わかった。私はものすごく手塚に夢を見ていたんだな。「誰よりも強い手塚」は絶対に揺るがないもんだと疑ってもいなかったんだ。
私はずっと一番テニスのセンスがあるのは不二様だと思ってた。一番負けて欲しくないのは不二様で、手塚は心配するまでもなく、負けない人だと思ってた。跡部戦は腕の故障という例外的な負けで、真の意味で手塚を倒すのはリョマなんだと信じきっていた。その根本的な部分がひっくり返されたので、混乱してしまっているんだと思う。

否定的な言葉を長々と連ねてきましたが、これは全部最終的にはコノミンの描いた物を受け入れる前提で書いてます。どれだけ辛かろうと、あの漫画の中の現実を受け入れるしかない。嫌なら読まなきゃいいんだから。
手塚は相変わらず(というより、ますます)大好きだし、あの漫画自体もなんだかんだ言って大好きなんです。納得がいかないからといって、キャラクターや作者に怒りを感じることはないんですよ。
正直、次号は読むのが辛いけど、絶対買います。アンケート葉書も出します。この後の試合も全力で青学を応援します。そして、今、原作に期待するのは、手塚の無事と不二様の勝利。それ以上のことには、まだ頭が回らない。
リョマの遅刻に関しては、詳細がわかるまでは保留。今は見守ります。

私の書いたネガティブな言葉のせいで、辛いお気持ちに更に追い討ちをかけてしまったかもしれません。
私の偏った見方を不快に思った方もいらっしゃるでしょう。ごめんなさい。
こうやって、人目に晒してしまったことが良かったのかどうかもわかりません。もしかしたら一週間後には、全然違う捉え方をしているのかもしれない。でも、現時点で感じているのはこんなことです。


今回の話に関して、感想という形で何か書くのは、これで最後にしようと思います。あとは、補足的にちょこっと頭に浮かんだことをつぶやきそうです。お付き合いくださった方、どうもありがとうございました。

最後に一言。手塚、大好きだ!

G353感想

心が狭いので、手塚のことしか語っていません。
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お疲れ様、国光。

実は先週のうちに、勝敗は知ってました。それを知ったとき、頭をよぎったのは去年の夏の高校野球決勝だった。私は道産子ですから、当然駒沢を応援です。あの、文字通りの死闘の末、負けが決まった瞬間の気持ちがよみがえった。
駒沢は良くやったと思う。あれ以上を望んだらばちが当たるというくらい、すごい試合だった。両校とも「立派だった」と拍手を送りたい。でも、あれだけ頑張ったからこそ、彼らの勝利が見たかった。
そして、もうひとつ思い出したのは、「まいける・じょーだん」でした。一度引退したマイケルが、途中から復帰したプレイオフ。ファンの誰もが神が戻ってきたのだから、シカゴは勝つと信じた。でも2年のブランクは、大きかった。ブルズはファイナルに進むことなく敗退。あのときの、勝つのが当然だと思っていた人の負けを見てしまった気持ち。悔しさとか怒りとかじゃなく、ただ呆然とした気持ち。それに近いです、今。

実際に自分で読んでみても、やっぱり呆然としました。納得できるかと言われれば、全然出来ない。
手塚は絶対勝つと信じてた。この試合は、跡部戦を乗り越えるための試合だと、ずっと思ってた。同じような状況になった手塚が今度こそ勝利を掴んで、過去を越えるんだと信じきった。でも、そうじゃないんですね。やっぱりまた同じように手塚は負けた。それが悲しい。
誰よりも青学のことを思い、腕を犠牲にしてまで(手塚本人はそう思ってないかもしれないけど)戦ってきた手塚が、中学最後の試合で、優勝に貢献できないなんて、そんなの辛すぎませんか。手塚が辛くなくても、私は辛い。

でも、ここで私が泣こうがわめこうが、結果が覆ることはないし、自分の書いた言葉で自分が悲しくなりそうだから、今はあれこれ書かずにおきます。幸い、次のじゃんぷが出るまで時間があるので、頭と心の整理を兼ねて、何日かにわけて少しずつ感想を書いていこうと思います。

当分、眼鏡'sのCDやOVAはしまっておきます。今は楽しめそうにもない。絵や文もパラレルくらいしか考えられないなあ、きっと。
毎回、どんな展開であっても、「萌え」のひとつやふたつは見つけ出せたんだけど、今回は全然ない。今、頭がそういう風には回らない感じです。むしろ前半に「細腕国光に萌える」なんて言ってた自分を殴りたい。手塚に謝れ。ごめん。

手塚への愛は少しも揺らいでいません。本当に大好き。そして、これからも、ずーっと乾塚。それは間違いない。
ちゃんと、最後までついていきますよ、コノミン。手塚を負けさせた意味を、きっちり見届けるまでは、やめられるかっての。

過去に、まいける・じょーだんが言った言葉をひとつ。
「失敗をすることは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられない」
手塚もそうなのかなと思うと、ちょっと泣きそうになった。


ほかの漫画の感想もちょっとだけ。ガマンが恋人って、素敵だと思いました。